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ブログ 2019/04/11
コロンビア フィンカ・ラ・カメリア(限定販売品)
本日ここ中板橋、非常に強烈な風が吹いております!!
桜の花びらとスギだかヒノキだかの花粉と、もうもうたる砂塵がブレンドされて舞っており、きれいなんだか不快なんだかよくわからない状態であります!!
さて、今回は久しぶりにいいコロンビアが入りました。
当店いままでコロンビアに関してはカフェインレスのみのラインナップで、普通のコロンビアは味的に納得できるモノが手に入らず、取り扱いを止めておりました。
(このカフェインレスコロンビアは、カフェインあり・スペシャルティクラスと比較してほぼ遜色ない味です。別途ご紹介する予定ですので今回は割愛)
今回は自信持ってお勧めできます。
「コロンビア フィンカ・ラ・カメリア」、深煎りです。
深くローストしても味が崩れない。どころか深煎りで化けます。
酸味・フレーバーが生きていて、それが深煎りの苦みが並立することで引き立っています。
オレンジ系の酸味に滑らかさと飲み応えあるビターテイスト、フィニッシュはクリーンで切れます。
(当節のセオリーだとフレーバーを壊さないように浅く煎り止めるんでしょうが、今回に関してはそれだとつまらないしカメリアのポテンシャルが勿体ない気がします)
ここの農園主エチャバリアファミリーはコーヒーづくりを始めた80年代のころから、テロワールと品質の関係に着目して生産を行っていたそうですが、スペシャルティコーヒー(本来の意味で)の概念が初めて提唱されたのが確か70年代後半だったことと併せて考えると、なかなか先進的な気質の生産者の方たちなのでは!?なんて勝手に思っています。
もちろん現在でも農園深くに分け入り、実地で研究・実験・検証を重ね続け、より最高のコーヒーづくりに取り組んでいるそうです。
うーん熱い!この姿勢、このスピリット!!
僭越ながら当店も見習わねば・・・・。
やっぱりそうです。
いつだって探求です!
いついかなる時も挑戦です!!
そしてそれこそが革命です!!!
・・・・・・。
しかしコロンビア、コーヒー大産出国の割にはイマイチ美味しいコーヒーがない印象を持たれているかたが結構多い気がします。玉石混淆だったり、昔のスプレモのイメージなんでしょうか。
(以前勤めていた豆売り併設カフェでも、コロンビアが一番動きが悪かったような記憶があります)
しかしこのカメリアのようなハイエンドなコロンビアを知るとイメージ変わるんじゃないでしょうか。
なので深煎りファンは勿論そうで無い方、コロンビアにイマイチな印象をお持ちの方もぜひぜひ、一度お試し下さい。
美味ですぞ。
(コロンビア フィンカ・ラ・カメリア、深煎り。100g/¥690~)